志布志事件に思う、サハダイヤ、プロルート活況

 2015.5.15(金曜)音楽家哲学詩人法社会学者てっちゃんの株式教室(中央兜町音楽出版社、元東京経済企画室)

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 <8年前の志布志事件に思う>
2003年4月の鹿児島県議選を巡る選挙違反事件(志布志事件)で無罪が確定した元被告ら17人が、国と県に2億8600万円の損害賠償を求めた訴訟で、
鹿児島地裁は15日、国と県に総額5980万円の支払いを命じる判決を言い渡した。吉村真幸裁判長(川崎聡子裁判長代読)は「自白を強要した警察の取り調べは違法。
漫然と公判を継続した検察にも合理性はない」と違法性を認めた。(毎日新聞)

 かつては、起訴されたら99%有罪確定といわれた刑事裁判ですが、このところ取調べの録音録画の全面可視化を最高検が基本方針とするなど人権擁護の傾向が顕著です。
私もNPO相談員を務めて、縁者、知人に捜査関係者が少なくはなく、日々のご苦労はよく承知していますが、大阪地検特捜部事件をはじめ仕事熱心のあまりの「勇み足」も時にはある。
検察、被疑者、双方の言い分の公平性を担保するには「全面可視化」の推進しかないように私も思う。また、調書偏重には、地裁とかでかなりの修正傾向が法廷に於いて垣間見える。
今回の志布志事件判決はまさにその一例である。

 私の所属する自由民主党の党是は憲法改正ではあるのですが、かといって自民党関係者が100%憲法改正を望んでいるかといえば必ずしも「そうでもない」。
憲法の一番の特徴は「基本的人権」にあるわけでして、戦後70年の「歴史」、すなわち「自由主義社会の擁護」にはそうした論点の基盤が欠かせない。
「民主警察」の根幹に何らかの「きしみ」が出るのではないか、かつての悪法「治安維持法」を持ち出すまでもなく、憲法改正の「先にあるもの」に国民は一抹の不安があるのです。
結論的には、実務の理論面や無機質な立件の技術的適用の観点よりも、どのように市民社会に安寧をもたらすかが公僕の責務であるはずだから、
「反社会性」における事件の現実的有責性を最重要着目点として法廷論争は展開されるべきと考察する。

 一般刑事法、行政刑事法、それぞれの立法の過程で、どのような社会的要請があって成立したものか、裁判官たるものはすべからく深く考察、思量すべきである。
また、裁判員裁判が単に「魔女裁判化」しないためにも「職業裁判官」の「経験値」が判決の「公平性、客観性」を担保する意味合いは大きい。要は「バランス」だ。
「法」は連続性、継続性、積み重ねが肝要なのであって、「自然法理念」こそが人類社会の最終的な「叡智」なのであり、倫理観こそが「世界法」と呼ぶにふさわしいものなのである。
見込み捜査の見込み外れ、見込み違いは業務遂行上の許容範囲としても、同様レベルで違法性阻却事由としての被疑者の社会信条の妥当性は正当に審理されるべきである。
憲法9条については、客観的意見として、世界で日本だけが平和でいつまでも血を流さないで済むものかどうか、素朴な疑問がある。
(法社会学者、松浦哲雄)

日経平均19732.92 +162.68
TOPIX1607.11 +15.62
東証2部指数4825.07 -13.18
日経ジャスダック2567.89 -2.50
マザーズ指数915.82 +2.82
東証1部売買代金2兆5775億円
東証1部出来高25.48億株
東証1部騰落レシオ101.82%(25日)

 <サハダイヤ続伸、プロルート切り返し>
米国市場ではS&P500指数が史上最高値を更新した。東証基本強気は不変なれど、小型材料系を重視する作戦に変更無し。
海外の急変事態には十分に警戒し、注意を払いたい。当面の市場環境の好転は心強い。決算終了。
欧州の金利動向、野村の投信設定への過剰期待、このままNYの「表舞台再登場」を期待していると空振りもありそうだ。

 プロルート359+53(寄り付き311、高値364)、サハダイヤ32+1(高値34)、東理113+5、Sサイエンス52+2、
ラサ工149+5、合同鉄220+6、フマキラー523+26、鈴木金属345+2、関電化798+33、新日科学809+11、
ネクスト1281+126、日ビルド351+5、東亜道路449+4、東急建設748+6、日本風力574+2、明治海運429+50、
昭和HD137+2、東京鉄552+4、アクセル1983+83、GLアジア27+1、新家工185+3、郵船384+6、
コスモ200+3、東邦ガス762+7、ブロバンタワ342+5、ミクシー5050+100、ベッド180+2、ミネベア2088+18

 <今日、私に届いたあるメルマガの転載、ご紹介>
 (たぶん、この方は私と同世代だろうと思います。あの時、苦学生の私は神田御茶ノ水界隈を400軒、朝に夕に新聞配達をしていました)

「カルチェ・ラタンの若者たち

 

 東京の御茶ノ水駅から、
 神田の古本屋街に向かう道を歩くとき、
 ふと、数十年の歳月を超え、
 遠い彼方の記憶が蘇ってきます。

 それは、1968年という政治の季節。
 日本中の多くの若者たちが、社会の変革を求め、
 激しい抗議行動を起こしていた時代のことでした。

 その頃、この御茶ノ水から神田にかけての一帯は、
 「カルチェ・ラタン」と呼ばれていました。

 1968年にフランスのパリで起きた
 学生・労働者を中心とした五月革命

 その革命の中心地であったのが、
 セーヌ川左岸、パリ大学周辺の
 「カルチェ・ラタン」と呼ばれる地区でした。

 そのフランスの学生運動の中心地にちなみ、
 この神田界隈で、そして、全国で、
 大学の中にバリケードを築き、
 「カルチェ・ラタン」と呼ばれる解放区を創ろうとした
 多くの若者たちがいました。

 しかし、すでに、そうした時代の面影さえ残っていない
 この街を歩いていると、
 ふと、一つの思いが、心に浮かんできます。

  強固なバリケード
  大学の中に築こうとした、あの若者たち。

  彼らは、本当のバリケード
  築くことができたのだろうか。

  いかなる現実によっても
  決して揺らぐことのない
  強固な砦。

  それを、何よりも、
  自らの心の中に、
  築くことができたのだろうか。

  そして、彼らは、
  気がついたのだろうか。

  本当の戦いとは、
  ひと夏の戦いではなく、
  数十年の歳月を超えた戦いであることを。

 

 2006年8月1日
 田坂広志
多摩大学大学院 教授
 シンクタンク・ソフィアバンク 代表」

*明日(土曜日)、明後日(日曜日)、両日中にお手続き完了された方は、本日15日(金曜日)入会扱いと致します。

株はタイミング

   2015.5.14(木曜)音楽家哲学詩人法社会学者てっちゃんの株式教室(中央兜町音楽出版社、元東京経済企画室)

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 <サハダイヤ、プロルート、ヒット!>
全体としては、こんなものでしょう。だから今月は「頭は重い」と書いてきたわけだし、主力銘柄については「噴き値売り」を基本方針と書いた。
「上がってビックリ、強気」「下がってガックリ、弱気」これではいつまでも進歩が無い。
ターゲットは「半年間の異常な大型株相場」で無視され続けてきた低位小型仕手系株だと繰り返し「力説」してきたのは当欄読者全員がご承知の通りです。
このところ、IPS、バイオ関連にも光が当たりだしましたね。
「てっちゃんといえばラオックス」「ラオックスといえばてっちゃん」、2年間にわたって「38円で買って」から相場初期から一貫して「何十回」も、
ラオックスを馬鹿の一つ覚えのように「特集」し続けたのは、全国何百、何千とある投資関連のサイトで(正真正銘)「てっちゃんの株式教室」だけです。
先週末340円台も買い直してますが、今日も400円まであとちょっと、「株価10倍」達成しました。
メルマガ発行11年目、多くの愛読者の皆様の中には「ラオックスで資産10倍」という方も多少はいらっしゃるかなと想像します(拍手)。
ポイントは、あれこれ「目移りしないこと」、浮気しないでターゲットを絞ることですね。
活況のときに自分の株だけ動かないのはツライものだけど、「急がば回れ」。それが「相場」なのです。

 日経平均  19570.24-194.48
TOPIX  1591.49- 12.72
売買高概算   25億7484万株
売買代金概算   2兆7762億円
時価総額   571兆4182億円
値上り銘柄数  489  (年初来)新高値 133
値下り銘柄数 1301  (年初来)新安値  36
変わらず     92
騰落レシオ(25日) 96.51%ー6.62%
サイコロ(日経平均) 7勝5敗 ○●●○●○●○○○○● 
カイリ率(日経平均) 25日線比-0.99%  75日線比+3.14%
為替  1ド ル118.94+0.88円高
     1ユーロ135.81ー1.01円安

 <株はタイミング>
デフレ脱却への期待から、NISA口座残高がかなりのペースで増加傾向にある。「株高」への確信を深めつつあるということだ。
ドル円、為替は膠着状態、人気離散。20代の若者の7割近くが「株式投資」に前向きな興味を示している。
サハダイヤは「一週間」で「20円」が今日は「31円」、200万円が310万円に!!
プロルートは11日寄り付き261円、12日寄り付き261円、今日は9時51分に391円(+61)高値(あっという間の130円高)、
大引け306、株はタイミング!!

 サハダイヤ31+5、カーバイド243+11、日理化244+4、OTS369+1、キムラタン9、高島275+4、ブロメディ193、
アイビー264+2、川重607+4、市光工273+3、若築建設182+3、芦森工177+9、アクロディア1141+31、
アドウェイズ1068+18、東京鉄548+4、合同鉄214+3、価値開発76+3、日本通信417+6、コスモ石油197+5、
ミネベア2070+55、三井金351+4、フマキラー497+7、OSJBHD264+10、関電化765+6、大豊建設609+9、
東亜道路445+16、熊谷組387+11、岡本工172+3

 

ファッション

   2015.5.13(水曜)音楽家哲学詩人法社会学者てっちゃんの株式教室(中央兜町音楽出版社、元東京経済企画室)

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 <ファッションとは、梶光夫>
遥かなる宝石の旅、そんなタイトルの番組を偶然に見ていたら、解説者が見たような顔・・、なんと「梶光夫さん」だ。
年配者しかわからないだろうが、梶光夫といえばビッグヒット「青春の城下町」で一世を風靡したアイドル歌手だ。
当時、「高校三年生」の舟木一夫と肩を並べる超人気ぶりだった。
彼はすぐに歌手の世界に見切りをつけて、「宝石デザイナー」としての名声を上げ、実業家として大成功していった。
久しぶりに見た梶さんは「いい年の取り方をしているなあ」と、大実業家の貫禄と気品があふれていた。
私なりに思うのは、ファッションというのはあんまりオカネをかける必要はなく(デビ夫人のキンキラキンの豪華さもいい)、
自分が楽しければそれでいいと思う。歌手の「郷ひろみ」さんもそういってましたね。
銀座に、北欧の安価なブランド店があるけど、あれでいい(若者に人気)。私のファッション(ユーチューブ必見)。

 私の年代になると「認知症、ボケ防止」「養護老人ホーム」の話題が周囲には多い。
私は、一生「なりません。入りません」(願望ではなく、宣言!)。
このトシになると他人と比較し競争することの無意味さがよくわかる。シアワセの中身は「人それぞれ」なのだ。
ボケ防止の「株投資」、ボケ防止の「おしゃれ」、それでいい。それが「余裕」と「若さ」と「健康」に直結するのだ。
若い歌手の中では、26歳の「西野カナ」さんに興味がある。ミュージックジャパン、見てます。
特に美人とは思わない(失礼)が、笑顔がかわいいし、庶民的な人柄と素直な歌詞のフレーズ(恋ごころ)、伸びやかな声がいいですね。
雰囲気として、半世紀前の「梶光夫、青春の城下町」にぴったりフィットする雰囲気がある。がんばってください。

日経平均  19764.72+139.88
TOPIX  1604.21+  1.94
売買高概算   27億9159万株
売買代金概算   2兆9213億円
時価総額   575兆9130億円
値上り銘柄数 869  (年初来)新高値 151
値下り銘柄数 880  (年初来)新安値  31
変わらず   133
騰落レシオ(25日)103.13%ー6.31%
サイコロ(日経平均) 8勝4敗 ○○●●○●○●○○○○ 
カイリ率(日経平均) 25日線比+0.03%  75日線比+4.33%
為替  1ド ル119.86+0.16円高
     1ユーロ134.75ー0.01円安

 世界的な日本一のアクションスター(日本のジャッキーチェン)といえば、大御所の千葉真一さん(76)ですが、
フォーカス、フライデーによれば、なんと54歳年下の早大4年生の「恋人」と仲むつまじく「同棲中」だという。元気だねえ、いやはや。
行きつけのお寿司屋さんで知人に紹介されてすぐに「意気投合した」んだって・・、ギョエ~~。
昨日のニュースでは、NYの競売サザビーズで、ピカソの油絵「アルジェの女たち」が215億円で落札された。史上最高額。
ピカソの「恋人」も、確か50歳近く年下の若い女性です。元気だねえ。
黒柳徹子と並ぶ大物女優「中村メイコ」は今日が誕生日、81歳で芸能生活79年、元気バリバリ。負けられねえ(カラ元気)。さあ、仕手株だ!

 <夫婦の会話、友人との会話>
 私たち夫婦は、毎日なにかペチャクチャ「くっちゃべって」ますけどね、話題の半分はいつも「犬」と「猫」のこと。そして「食べること」「温泉」、ナンジャ。
ベストセラー小説「犬と私の10の約束」(テレビ版)二人で見ましたけど、話の舞台が妻の故郷の函館(生まれは松前)ということもある。
全国的に人気の旭山(旭川)動物園に就職した主人公がゴールデンリトリバー(ソックス、愛犬)の最期を看取りに函館に帰郷する。
みんな永遠の別れがあるのです。田中麗奈さんも好感度の高い若手のいい女優さんです。

 今日は、久しぶりに大の仲良しの政治仲間(自民党青木派竹下系、参議院議員秘書、元市議会副議長、自民党地方支部長)と自民党支部事務所でペチャクチャ。
私の家が、パソコンやら作曲用のオーディオ機器やらでガチャガチャしてるので、いつもの彼からの呼び出し電話で「訪問」という段取りなのです。
自民党支部長」の椅子を私に譲るという彼からの申し出を、先般丁重に辞退した一件はいつでしたか当欄に書いた。妻もそれでいいと言う。
今の私は「ネット人間、相場師」「執筆、読書、作曲」で(私は私なりに)多忙なのです。自由人間。
トンネル貫通のテープカット、国会議員代理でレセプション挨拶、彼はもっと忙しい。
マル秘の選挙相談に答えていつもより短い80分間の歓談。保育園に孫を迎えにいくというので私も事務所を出た。
お互い、トシ取ったねえ。来年夏、「株高」のためにも安倍政権には「踏ん張ってくれ」と叱咤激励してきました。
南沙諸島の「岩礁、中国軍基地」沖合いに、米軍は大規模艦隊、航空機部隊の「派遣」を決めたらしい。当然です。
原潜5隻、通常潜水艦70隻、今もなお「4年に一隻のペースで潜水艦建造」の中国は、世界の軍事覇権を企んでいる。

 ラオックス380+10、日理化240+16、東理113+7、サハダイヤ26+1、エコナック55+2、OTS368+12、キムラタン9、
カーバイド232、ラサ工146+1、プロルート330+66、セーラー38、くろがね380+20、三井金347+7、熊谷組376+4、
Sサイエンス50+1、三住建設171+5、堺化学407+6、富士石油447+47、日ビルド345+51、ミネベア2015+18、
原油ブル5470+310、コスモ192+14、東電526+8、名村造船985+4、昭和HD136+7、クラリオン365+24、駒井ハルテク259+2
 
 *だんだん、「仕手系材料株相場」中心の色彩が強くなってきた。明らかに、先月までの大型株相場とは違う。
低位小型株の「値幅効果」には、どんな超一流国際優良企業の株価上昇も「影が薄い」。微々たるもの。底値、狙い撃ち!! 

今考えていること、母の日

  2015.5.11(月曜)音楽家哲学詩人法社会学者てっちゃんの株式教室(中央兜町音楽出版社、元東京経済企画室)

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 <今、考えていること>
60代、70代、昔から「お名前」を存じ上げている皆さんの訃報記事や報道が相次いでいる。むろん、多くの皆さんと面識は無い。
ただ、略歴やご本人の著作に接して、一度個人的にお会いしておきたかったなと思う人もいる。
そういう点については、「無鉄砲な行動力」に昔から定評がありまして、たとえ国家の中枢にいるVIPクラスの方でも私は「面談」してきた。
そんな資質を持つ私を落選させた「有権者」の皆さんは、つくづく「見る目が無い」と思う。
「今、考えていること」は、これから先の「50年間の投資生活」についてだ。
東京兜町で相場の世界を知ったのは40年以上前のことだから、実現すれば「投資家90周年」達成ということになる。100周年はムリだろう。

 私の母の妹の長女(従姉妹)は、東証一部企業「ドンキホーテ」さんに巨大店舗を貸しているオーナーだが、
オマエこそドン・キホーテ(ホラ吹き)じゃないのかと「揶揄」されそうだが、ホンキで「ギネスブック」入りを目指している。
思い込みほどオソロシイものはない(たぶん、イスラム過激派の被害者意識もそういう要素がゼロではない)が、
思い込みによって、人間は「自らを鼓舞することができる」。
やらないよりは、やって「しくじったほうが」まだ「後悔しないで済む、ダメモト」ということだ。
まちがっても、思い込みで「犯罪」を犯さないことだ。

 「杞憂」でウジウジ、クヨクヨするよりは、お若い皆さんは「億万長者になる夢」でも「妄想」していたほうがずーっと「健康的」でヨロシイ」。
多くの投資家の皆さんは、「含み損」とか「含み益」とかで「一喜一憂」することだろうが、あれは決済するまでは「夢幻」でしかあり得ない。
先々に「展望」が開かれているのであれば、心の持ちようも180度変わる。要するに、不安であり苦しい。早く楽をしたいのだ。
相場を勉強するということは、つまりは「自己といかように対峙するか」ということだ。
だから、私は今後の相場を勝ち抜くために「ブッダ、論語荘子ニーチェ」を勉強する。それが「正解」だろうと考えている。
今日のNHK特集の「ファンドマネージャー」(46歳、健康で若いのが財産)の方のように、私もあまり「現在、目先の業績の数字」は重視していない。
失礼ながら、四季報や会社情報の「読み方に誤り」があるのがフツーの投資家だろう。そもそも、あんまり読まない。

 <さて、これから>
直近1~2ヶ月の当欄のアーカイブ記事を読み直していだだければ、今後の世界経済、世界政治の流れを私がどう考えているかをご理解いただけるだろう。
大筋において、当たっているだろうと思う。
日経新聞本日朝刊一面トップの大見出しは、「世界景気薄曇りに。米中、弱まるけん引力」「ドル高が逆風に。住宅不振広がる」とある。
つまり、5月、6月は基本的に相場全体の「頭は重い」だろうし、「日銀、GPIF」が本格出動してくる可能性は「ほとんどない」。
あっても「散発的」だろうから、今日の銀行株が「いい例」だが「続かない」から、急伸したところはすかさず「空売り、噴き値売り」で勝てるだろう(小幅)。
為替も一方通行の「円安」進行とはならない。原油が、もうちょっとあるのかな。

日経平均  19620.91+241.72
TOPIX  1598.33+ 10.57
売買高概算   28億9377万株
売買代金概算   2兆8468億円
時価総額   574兆0046億円
値上り銘柄数 1309  (年初来)新高値 180
値下り銘柄数  460  (年初来)新安値  24
変わらず    113
騰落レシオ(25日)103.48%
サイコロ(日経平均) 7勝5敗 ●○○○●●○●○●○○ 
カイリ率(日経平均) 25日線比-0.49%  75日線比+3.92%
為替  1ド ル119.88+0.12円高
     1ユーロ134.15+0.43円高

  <母の日>
温泉へ妻の運転で車を走らせながら、「うつみみどり」さん、かわいそうだねと二人で話した。子どもさんがいればまた違っただろうに・・。
ケロンパ、キンキン(愛川欣也)のおしどり夫婦は何年も前に当欄で特集した故「南田洋子長門博之」夫妻の愛に勝るとも劣らない。
夫キンキンの骨壷を布団の中にいれていっしょに寝たそうだ。私の妻もテレビ会見の画面を見て泣いていた(私の死を考えたのか。死なねえよ)。
うつみ、愛川夫妻は37年間の結婚生活。私たちは41年間になりますが、妻が「50周年、そんなのすぐだよ」と一言、ギョエ~。
母の日に、子どもたち4人から次々と祝いのメールが届いた。
長女と三女からは、大きな赤いカーネーションの花束と、「猫」をかたどったかわいい置物と小さい按摩棒、いつまで続くのでしょう。

GLアジア31+5、サハダイヤ24+3、ジシステム819+84、ブロバンタワ365+51、キムラタン9、ブロメディ196+2、
東邦ガス759+18、倉元622+52、カーバイド233、ラサ工142+2、サイバー5970+140、鈴木金属343+4、
アクロディア1187+15、アクセル1917+37、飛島建設236、東京鉄537+4、合同鉄205+2、郵船377+4、
虹技221+10、東急建設715+14、三井金328+39、兼松日産160+3、SOLHD244+16、関電化781+48
東芝403.3-80ストップ安。シャープも一時ストップ安、1200億円の資本金を1億円に99%減資)

 

 

 

予想的中

   2015.5.7(木曜)音楽家哲学詩人法社会学者てっちゃんの株式教室(中央兜町音楽出版社、元東京経済企画室)

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 <証券会社決算、池上あきら>
証券会社の決算が出そろった。一言でいえば「ひどいものである」。前期比、何割もの「減収減益」。個人投資家の「売買」が低調であったからである。
マスメディアは「15年ぶりの日経平均2万円」「景気上向き」をアピールするが「銀行株腰砕け、金融株拍子抜け」が正直な市場の実態を体現している。
当欄でも、「大型株相場の賞味期限は半年」だと予告しておいた。まさか金融株の高値を買った読者はいないだろう。
空売り」なら、オメデトウ。これから「反発してきても」、個人は銀行株なんかに手を出してはいけない。
これまでは「統一地方選挙対策」「米国訪問の手土産」で安倍政権の経済政策の「上げ底」は見過ごされてきた。
実態は、まだ「不景気」だ。不景気の株高。「格差社会」だから、テレビ報道は「大企業」の「活況ムード」ばかり。
実態としての中小企業(全国の労働者の7割以上を占めている)の姿とは「逆」だ。
それにしても、30年前は「新入社員全員に300万円の新車をプレゼントした会社」もあった。
「夢よ、もう一度」「日経平均3万円」、話題が出てくるだけでもちょっと前までとは「大違い」。それだけは「確か」だ。
「観光ランキング」で、170ヶ国中で初めて日本がベストテン(9位)入り。「おもてなし」大成功!

 5月2日の「池上あきら」さんの2時間特別番組で、なぜ「多くの投資家はシラケ」ムードなのか、「景気上昇の実感がない」のか「暴かれた」と言ってよい。
安倍内閣、年金運用のGPIF、日本銀行の「3者そろい踏み」でこれまでは「日経平均採用225銘柄」だけを「株価操作」していればOKだった。
時価総額」も巨大企業の株価を持ち上げていれば「容易に」「効果的に」増大することができたわけだ。
このような「ごまかし」が通用するのは先月までだ。ときどき大型株の「余波」はあり得るので、しばらくは「だまされないことだ」。
流れは、明らかに変わりつつある。
今回の統一地方選挙投票率が「過去最低」だったことが「何かの予兆」であることに安倍政権は「早く気付くべき」なのである。
全体かさ上げの「活況相場」にならないことには「証券会社の手数料」も増加しない。
今のままの「偏った」いびつな証券相場状況が続くのであれば、おそらく来年夏の参議院選挙では自民党の得票率はガッタリ落ちるだろう。
議席も減る(私はもともとは選挙のプロなのである。国土庁長官の選挙事務所にも当番で「詰めて」いた)。
「家族そろって株式投資」とか「子どもも楽しく証券貯蓄」とかいう「ルポルタージュ、お茶の間の話題」が自然にワイドショーで特集されたいものだ。

 *米連邦準備制度理事会FRB)のイエレン議長は6日、「現時点での株価水準は一般的にみて極めて割高だ。潜在的な危険がある」と述べ、将来的なバブルの発生に警戒感を示した。
ワシントン市内で開かれたイベントで行われた国際通貨基金IMF)のラガルド専務理事との対談で話した。(産経新聞)
 *日本政府は2018年度までにオスプレイ17機を陸自に配備する計画である。
アメリカは「オスプレイ17機売却決定」を手始めに、順次「日本の陸海軍事力、自衛隊テコ入れ」に行動を起こす模様だ。

日経平均19291.99 -239.64
TOPIX1574.64 -10.97
東証2部指数4759.93 -4.74
日経ジャスダック2541.26 +10.54
マザーズ指数897.73 -0.75
東証1部売買代金2兆8617億円
東証1部出来高23.65億株
東証1部騰落レシオ96.67%(25日)

 <予想的中、さあ出番だよ> 
 株式市場の「大きな流れ」としては「26000~28000円」、いずれは「日経平均3万円」が現実として「話題になる」日もあるのかな・・。もちろん、長期で紆余曲折アリ。
個人の多数派は「値幅思考」だと思うのだが、今日は「大型株、中型株が安く、小型株が高い」わけだが、これまでの「異常な物色」の反動としてアタリマエの現象である。
原油は、あと1割上げて、その後はなだらかに「下落」傾向かな・・。為替は、ときどき「円高」が市場を「揺さぶる」だろう。
アメリカの「利上げは」ある日突然かも・・。おそらく「9月利上げ」となるだろう。その「舌鳴らし」が、今日のイエレン議長発言だと思うのだが・・。
 憲法論議の行方はもう少し推移を見守りたい。ただ、戦時中の「過剰取締り、言論弾圧」への「復活」の危険性がゼロだとは思わない。自民党憲法草案をよく見よ。
はっきり言い切れるのは、「誰が作ったか」そんなことを論じるのは「本末転倒」であり「無意味」だ。
「作り変えればもっとよくなると断言する責任感を示せ」「改悪となったら、誰が責任をとるのか」、日本人が作るから「日本のためになる憲法ができる」それこそ「詭弁」だ。
憲法学を専門に学んだ身としては、個人としては「世界に誇るべき憲法、それが現行憲法だ」と断言する。
今の日本の繁栄と平和は「日本国憲法」のお陰、GHQに感謝。ただ、国際的な現在の「危機的状況」には機敏に対処する法整備と軍備が必要だ。
現実論としては、折衷的に言えば「公明党の加憲論」に私の感覚は近いかもしれない。

 株はタイミング、今日のクリムゾンで「212円寄り付きで買って、250~252円で売った投資家だっているだろう」、だから小型仕手株はやめられない。
歴史的な高値圏域にあるNYダウは今や「割安株」なんかほとんど「無い」そうだ。
NY同様に、東証だって大同小異だが、15年前の「PER310倍台」とかの「異常数値」から見れば、まだ「割安」だという「詭弁」をブツことは可能だろう。
いずれにしても「先高感」は確かにあるのだから、機関投資家が「ヘリクツ」をつけて、どこかで「大型数量株商い」を繰り広げることはあるだろう。
選挙シーズンが終わり、安倍総理の訪米も終わったことだし、これまでのような極端な展開にはならないはずだ。
半年間放置され、無視されてきた小型株市場には宝の山がどっさり。***4なんかも枯れ切っている。
上海は3日続落、アジア軒並み安、欧州は金利上昇。
ギリシャが破綻しようと、東京直下大地震が起きようと、箱根の山が6万年ぶりに大噴火しようと「株を処分してはならない」。
連休は、我々夫婦は定番の温泉旅行。安近短。
夫婦水入らず、湯船に2時間ほぼ「入りっぱなし」。2.5キロダイエット。

合同鉄203+7、価値開発93+9、ベスト152+5、井関246+3、富士紡302+9、キムラタン9、ブロメディ193+9、アライド77+1、
クリムゾン220+16(212寄り付き、252高値)、カーバイド234、nms745+52、クレア46+2、サイバー5760+70、
日産東354+12、アクロディア1193+97、Oak315+10、コープ94+1、日本通信433+12、アルテック287+11、
津田駒155+2、東電504+19、北川253+4、コスモ182+5、東亜石油155+4、巴川紙254+4、原油ブル5490+150、
ガンホー475+17、IHI566+20、ジシステム732+42

賛否両論

  2015.5.1(金曜)音楽家哲学詩人法社会学者てっちゃんの株式教室(中央兜町音楽出版社、元東京経済企画室)

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 <賛否両論>
昨日の私の論説記事には、全国の読者の皆さんの反応は賛否両論ですが、意見は分かれて当然でしょう。
今日届いたメール(匿名)は「本当にそうでしょうかね?米国議会は、自分たちの言い分を同じことを安倍さんが言ったのだから、拍手喝采はあたりまえ。
だけど本当にこれでいいんですかね?目には目を、武力には武力を!では何も良くならないと思いますけどね~」というものです。
 かと思えば「同感」との「拍手」も届いている。私の考えを読者の皆さんに押し付ける意思はありません。「問題提起」が当欄の基本姿勢。

 ネパール大地震は、1日発表段階で確認されただけでも死者は3ヶ国(ネパール、インド、中国)で7000名近い。
ネパール政府は、最終的にネパール国内だけで1万人を超える死者がでる可能性があると発表した。
ネパールは大の親日国家、日本に出来る貢献をしていきたい。
{家族が無事でいて住む家がある。飲む水がある。幸せとは「なる」ものではなく、「気づく」ものであるらしい}(読売新聞、編集手帳コラム)

日経平均  19531.63+ 11.62
TOPIX  1585.61-  7.18
売買高概算   22億3184万株
売買代金概算   2兆6073億円
時価総額   569兆3603億円
値上り銘柄数  353  (年初来)新高値 31
値下り銘柄数 1431  (年初来)新安値 48
変わらず     98
騰落レシオ(25日) 92.98%+1.00%上昇
サイコロ(日経平均) 6勝6敗 ●○●●○○○●●○●○ 
カイリ率(日経平均) 25日線比-0.87%  75日線比+3.98%
為替  1ド ル119.76ー0.87円安
     1ユーロ134.67ー1.26円安

 <大勢波動>
今の東証の大勢波動が「上昇」であることを「絶対的な前提」としてお話しするならば、それなりに「上がる要素、上がるキッカケ待ち」の銘柄群が
「安いままに」いつまでも放置されるということは100%「あり得ない」のである。
あくまで「人為的な腕力相場」というものも、自らの「巨大な力」自体が原因(独り相撲)でやがては「疲れ果ててしまう」ものなのだ。
だから、「賢い人」はバカとケンカはしない。腕力だけが頼りの人間には、かってに「ひとり喧嘩」をさせておけばよい。
永遠に大型株、国際優良株、割安株発掘、そんなお利口な「ゴタク」を並べるのはヘボな新米証券マンのいうセリフなのである。
いつの時代もオンナジ。同じ。

 7~8年前の当欄のアーカイブ記事をお読みになればよくお分かりのとおり、あの頃も「400ポイント台」で長期低迷し
「一面、見渡すかぎり枯野の原っぱ」の「東証マザーズ」を「宝の山」だとしつこく連日のように書きまくったものだ。
結果は、すべて今の現状が「私の洞察力」を証明してくれている。
誰もが弱気の銘柄があれば、誰もが弱気の市場ならば「バカになりて」「買いの種を撒け」と江戸時代のコメ相場から「格言」は言う。
ヒトと同じことを考えるな。ほんとに生き残りたいのなら、地獄の苦しみにも耐えよ。迷うな。それが「相場史の教訓」だ。
「ヒトの行く裏に道あり花の山」。

安倍総理の米議会演説

  2015.4.30(木曜)音楽家哲学詩人法社会学者てっちゃんの株式教室(中央兜町音楽出版社、元東京経済企画室)

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 <市況展望>
確かにドイツDAX指数が今年最大の暴落で3.2%の暴落とか、NY安とか海外も急落ですが、今日の日経平均の2.7%安の500円以上の急落は「アタリマエ」のことです。
空売りで儲けた方が多いらしい。私にも、今日の日銀政策決定会合で「緩和は無い」という話は届いていましたから今日の暴落は「予想通り」のことです。
メガバンクの動きはしっかりとか言うけれど、さあどうなんだろう。
40数年間、基本的に「銀行株はやらない」方針なのです。30年前に、京都銀行東京銀行を少しいじったくらいですねえ。
要するに、何年も昔から持ってるならともかく、目先的にはとにかく「クセが悪い」、「続かない」のです。だから、昔から「傍観」「アンタッチャブル」。
海外から見れば、そもそも東証は「内部要因、GPIFや日銀が支えるという国策相場が基本」だから、あんまり「外部要因」はカンケーナイ。
多少、明日の株価は戻るかもしれないが、9年ぶりの米国訪問で安倍総理は「国賓待遇」(中国と同じ)ですっかり「ご満悦」。完全に「休暇モード」でしょう。
選挙の結果も「満足」だろうし、「官製相場」の仕掛け人としては、「しばらく休ませてよ」というのがホンネでしょう。
これで、5~6月相場の主役は「小型低位仕手系株」で(徐々に)「決定」していくでしょうね。希望的観測。為替にも変化の芽(ドル安圧力)。

 6月下旬あたりから、また数量相場が始まるのかもしれない。それまでは「大型株ディーリング」は、あまり「回転が効かない」だろうと「読む」次第です。
ときどき、しつこく「大量買い」を仕掛けても「後が続かない」のであれば、だんだん下火にならざるを得ないはず(大胆な読み)。
当欄の「ラオックス、アイビー、クリムゾン、3連発相場の大勝利」やクボテック相場はそんな「予兆、露払い」の「号砲イッパツ、ノロシ」と考えたい。
大型株相場の「賞味期限」は6ヶ月、それが私の経験則だとこれまでも書いてきた。だから「すそ野が広がる」はず。
長い目で考えれば、また「視点」は別になる。
世界最大級のGPIF資金は131兆円、直近でも7兆円近い「含み益」があるから、いずれは再出動してくる。
それと、国内機関投資家の中で最大規模の日本生命(90兆円の運用資産)はずーっと売り越してきましたが、ここにきて「買い転換」の方針が伝えられる。
買い上がることはしないが、安値は確実に買う。「225銘柄」だけでは市場に活況感が漂うことがなく、社会一般にも「シラケ」ムードが抜けない。
日経平均3万円」目指して、基本は「強気」です。決算シーズンもやがてピークを迎えます。原油相場はもう少し上値が見込まれる。
東証の8割以上の銘柄が「蚊帳の外」でしたから、「全般の底上げには」いいタイミング「休憩」になるのかもしれない。
15年前のITバブル期水準に、とりあえずは東証株価は並んだが、PER、PBR、それぞれの観点からもまだ「過熱感」からは程遠い。
海外のヘッジファンドは横並び意識が強く、NYダウの上昇率を(ドルベースで)東証トピックスが上回ってくるとなれば、逐次「買い」の手は伸びてくるわけだ。

 日経平均  19520.01-538.94
TOPIX  1592.79- 34.64
売買高概算   27億1949万株
売買代金概算   3兆4727億円
時価総額   571兆9455億円
値上り銘柄数  337  (年初来)新高値 93
値下り銘柄数 1464  (年初来)新安値 26
変わらず     81
騰落レシオ(25日) 91.98%-4.68
サイコロ(日経平均) 6勝6敗 ○●○●●○○○●●○●
カイリ率(日経平均) 25日線比-0.91%  75日線比+4.12%
為替  1ド ル118.75+0.27円高
     1ユーロ131.99ー2.49円安

鈴木金属339+44、三井造船216+6、ツインバード461+15、郵船378+14、東電490+1、ミクシー4725+100、原油ブル5170+90、
銭高組395+4、富士石油424+4、井筒屋64+1、ガンホー492+41、東洋機械513+4、クボテック1665+300、RSC1170+97、
トラスト381+33、大同特殊鋼573+37、土屋ホーム251+21

 <安倍総理の米議会演説>
58年前には祖父の岸信介総理が米議会で演説したが、米国上下両院合同会議500余名の議員を前に日本の総理が演説するのは史上初のことだ。
民主党はじめ、国内野党は「まだ日本の国会にも図っていないことをアメリカで約束するとはけしからん」と批判の嵐が喧々囂々だ。
だがしかし、45分間に及ぶ「堂々たる英語の演説」に、満場のアメリカ議員が拍手喝采、「10回のスタンディングオーベーション」で日本の総理を称えるのは異例のことだ。
昭恵婦人にも、キャロライン・ケネディー大使にも温かい「満場の拍手」が贈られた。
少なくとも、日本人としてこのような光景を見るのは「悪い気はしない」。むろん「危険な要素が満載」なのは百も承知の上だ。
ただ、おそらく「中国の習近平国家主席」が同じことをやっても「同じ光景」が繰り返されるだろう。

 自らの権力基盤の維持のために、中国共産党の党勢維持のために「決断」されたことだが「シナ海全域を中国領海にする」「大中華帝国建設に邁進する」
シルクロード産業インフラ道を西方に伸ばす」、このような戦略はアジア各国を実質的に中国が「侵略、支配する」ことを意図するものだ。
かつての大日本帝国陸海軍が画策した「大東亜共栄圏」「八紘一宇思想」となんら変わることはない。
「侵略に対抗して」フィリピンはアメリカ軍に(かつてのアンダーソン米軍基地)「復帰」を要請している。ベトナムも事情は大同小異だ。
だが、アジア各国には中国の経済力を抜きにしては国家運営が成り立たないという「アキレス腱」がある。
その弱みに付け込んで「傍若無人」「自分だけが正しい」という専横的要求を「押し通している」のが今の習政権だ。
その威圧的背景には「軍事力」として「中国人民解放軍」の存在がある。世界でも突出した「膨大な軍事予算」は「アジア征服」が目的だと多くの国は見ている。

 中国の「言いたい放題、やりたい放題」の独断専行に「ストップ」をかけられるのはアメリカ軍だけだ。
今の日本は、ロシアと中国の「脅威」にさらされて、非常に危険な立場にある。
同時に「中国は日本経済にとって、最大の貿易相手国である」。この「二律背反」「ジレンマ」をどう解決するか。まさに、少子化ニッポン日本国の存亡がかかっている。
賛否両論の分かれるところだが、今はまず「強力なリーダー」が日本には必要だ。前政権のように「何も決められない」より、すくなくとも「マシ」であるのは確かである。
そして「日本を大切にすること」が、「中国の国益」であることを「実力を基盤にして」中国にアッピールすることだ。
アメリカだって「中国の経済力」が無ければ、アメリカ経済が成り立たないことをよく理解している。
「リバランス、駆け引き」、したたかな「戦略」がないことには国家は滅びる。総理が帰国してからの「指導力」が見ものである。
「安定政権」は「株価上昇」の「必須条件」なのである。「日経平均2万円」「選挙圧勝」「米国訪問」、当面の安倍総理の「宿願」はすべて達成された。