予想的中

   2015.5.7(木曜)音楽家哲学詩人法社会学者てっちゃんの株式教室(中央兜町音楽出版社、元東京経済企画室)

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 <証券会社決算、池上あきら>
証券会社の決算が出そろった。一言でいえば「ひどいものである」。前期比、何割もの「減収減益」。個人投資家の「売買」が低調であったからである。
マスメディアは「15年ぶりの日経平均2万円」「景気上向き」をアピールするが「銀行株腰砕け、金融株拍子抜け」が正直な市場の実態を体現している。
当欄でも、「大型株相場の賞味期限は半年」だと予告しておいた。まさか金融株の高値を買った読者はいないだろう。
空売り」なら、オメデトウ。これから「反発してきても」、個人は銀行株なんかに手を出してはいけない。
これまでは「統一地方選挙対策」「米国訪問の手土産」で安倍政権の経済政策の「上げ底」は見過ごされてきた。
実態は、まだ「不景気」だ。不景気の株高。「格差社会」だから、テレビ報道は「大企業」の「活況ムード」ばかり。
実態としての中小企業(全国の労働者の7割以上を占めている)の姿とは「逆」だ。
それにしても、30年前は「新入社員全員に300万円の新車をプレゼントした会社」もあった。
「夢よ、もう一度」「日経平均3万円」、話題が出てくるだけでもちょっと前までとは「大違い」。それだけは「確か」だ。
「観光ランキング」で、170ヶ国中で初めて日本がベストテン(9位)入り。「おもてなし」大成功!

 5月2日の「池上あきら」さんの2時間特別番組で、なぜ「多くの投資家はシラケ」ムードなのか、「景気上昇の実感がない」のか「暴かれた」と言ってよい。
安倍内閣、年金運用のGPIF、日本銀行の「3者そろい踏み」でこれまでは「日経平均採用225銘柄」だけを「株価操作」していればOKだった。
時価総額」も巨大企業の株価を持ち上げていれば「容易に」「効果的に」増大することができたわけだ。
このような「ごまかし」が通用するのは先月までだ。ときどき大型株の「余波」はあり得るので、しばらくは「だまされないことだ」。
流れは、明らかに変わりつつある。
今回の統一地方選挙投票率が「過去最低」だったことが「何かの予兆」であることに安倍政権は「早く気付くべき」なのである。
全体かさ上げの「活況相場」にならないことには「証券会社の手数料」も増加しない。
今のままの「偏った」いびつな証券相場状況が続くのであれば、おそらく来年夏の参議院選挙では自民党の得票率はガッタリ落ちるだろう。
議席も減る(私はもともとは選挙のプロなのである。国土庁長官の選挙事務所にも当番で「詰めて」いた)。
「家族そろって株式投資」とか「子どもも楽しく証券貯蓄」とかいう「ルポルタージュ、お茶の間の話題」が自然にワイドショーで特集されたいものだ。

 *米連邦準備制度理事会FRB)のイエレン議長は6日、「現時点での株価水準は一般的にみて極めて割高だ。潜在的な危険がある」と述べ、将来的なバブルの発生に警戒感を示した。
ワシントン市内で開かれたイベントで行われた国際通貨基金IMF)のラガルド専務理事との対談で話した。(産経新聞)
 *日本政府は2018年度までにオスプレイ17機を陸自に配備する計画である。
アメリカは「オスプレイ17機売却決定」を手始めに、順次「日本の陸海軍事力、自衛隊テコ入れ」に行動を起こす模様だ。

日経平均19291.99 -239.64
TOPIX1574.64 -10.97
東証2部指数4759.93 -4.74
日経ジャスダック2541.26 +10.54
マザーズ指数897.73 -0.75
東証1部売買代金2兆8617億円
東証1部出来高23.65億株
東証1部騰落レシオ96.67%(25日)

 <予想的中、さあ出番だよ> 
 株式市場の「大きな流れ」としては「26000~28000円」、いずれは「日経平均3万円」が現実として「話題になる」日もあるのかな・・。もちろん、長期で紆余曲折アリ。
個人の多数派は「値幅思考」だと思うのだが、今日は「大型株、中型株が安く、小型株が高い」わけだが、これまでの「異常な物色」の反動としてアタリマエの現象である。
原油は、あと1割上げて、その後はなだらかに「下落」傾向かな・・。為替は、ときどき「円高」が市場を「揺さぶる」だろう。
アメリカの「利上げは」ある日突然かも・・。おそらく「9月利上げ」となるだろう。その「舌鳴らし」が、今日のイエレン議長発言だと思うのだが・・。
 憲法論議の行方はもう少し推移を見守りたい。ただ、戦時中の「過剰取締り、言論弾圧」への「復活」の危険性がゼロだとは思わない。自民党憲法草案をよく見よ。
はっきり言い切れるのは、「誰が作ったか」そんなことを論じるのは「本末転倒」であり「無意味」だ。
「作り変えればもっとよくなると断言する責任感を示せ」「改悪となったら、誰が責任をとるのか」、日本人が作るから「日本のためになる憲法ができる」それこそ「詭弁」だ。
憲法学を専門に学んだ身としては、個人としては「世界に誇るべき憲法、それが現行憲法だ」と断言する。
今の日本の繁栄と平和は「日本国憲法」のお陰、GHQに感謝。ただ、国際的な現在の「危機的状況」には機敏に対処する法整備と軍備が必要だ。
現実論としては、折衷的に言えば「公明党の加憲論」に私の感覚は近いかもしれない。

 株はタイミング、今日のクリムゾンで「212円寄り付きで買って、250~252円で売った投資家だっているだろう」、だから小型仕手株はやめられない。
歴史的な高値圏域にあるNYダウは今や「割安株」なんかほとんど「無い」そうだ。
NY同様に、東証だって大同小異だが、15年前の「PER310倍台」とかの「異常数値」から見れば、まだ「割安」だという「詭弁」をブツことは可能だろう。
いずれにしても「先高感」は確かにあるのだから、機関投資家が「ヘリクツ」をつけて、どこかで「大型数量株商い」を繰り広げることはあるだろう。
選挙シーズンが終わり、安倍総理の訪米も終わったことだし、これまでのような極端な展開にはならないはずだ。
半年間放置され、無視されてきた小型株市場には宝の山がどっさり。***4なんかも枯れ切っている。
上海は3日続落、アジア軒並み安、欧州は金利上昇。
ギリシャが破綻しようと、東京直下大地震が起きようと、箱根の山が6万年ぶりに大噴火しようと「株を処分してはならない」。
連休は、我々夫婦は定番の温泉旅行。安近短。
夫婦水入らず、湯船に2時間ほぼ「入りっぱなし」。2.5キロダイエット。

合同鉄203+7、価値開発93+9、ベスト152+5、井関246+3、富士紡302+9、キムラタン9、ブロメディ193+9、アライド77+1、
クリムゾン220+16(212寄り付き、252高値)、カーバイド234、nms745+52、クレア46+2、サイバー5760+70、
日産東354+12、アクロディア1193+97、Oak315+10、コープ94+1、日本通信433+12、アルテック287+11、
津田駒155+2、東電504+19、北川253+4、コスモ182+5、東亜石油155+4、巴川紙254+4、原油ブル5490+150、
ガンホー475+17、IHI566+20、ジシステム732+42