マッサン、ドイツ旅客機墜落

 2015.3.30(月曜) 音楽家哲学詩人法社会学者てっちゃんの株式教室(中央兜町音楽出版社、創業1981年東京経済企画室)

                                         http://www.tokiwa-kabu.com

 <新営業年度入り>
今年これからの相場を展望しておくとしよう。少なくとも「日経平均」に限れば、私の過去の予想は「95点」をいただいて当然の結果が出ている。ドンピシャリ。
19750円あたりから1000円近い短期調整を経ての今日は「小じっかり」の展開だったが、全般先行した建設株が「ひと山つけて」、後は「トヨタ」の独壇場だった。
というわけで、相場全般は、一握り、一割ちょっとの大型株だけが「活況」であり、直近までは「トヨタ」だけで日経平均を押し上げている印象すらあった。
1700分の「225」銘柄株価だけを持ち上げれば日経平均は上がるし、東証時価総額も増えてGPIF、安倍政権はニコニコ顔の構図だった。
結論から言えば、来年の参議院選挙までは東証株価は上昇を続ける。途中の乱高下は当然のことであるが、下がれば買う。日経平均22000~24000円。
理由は、安倍政権は「株価維持」に政治生命を賭けているからだ。
年金資金GPIF、日銀ETF上場投資信託、かんぽ生命、郵貯、公務員共済組合三種資金、「国家総動員」で株を買っている。

 ただ、「2万円クリア」となると、急ピッチな上昇が「業績相場、数量相場」の「理論付け」だけで維持できるものではない。
現に、発売された会社四季報の中身によれば、ここまでの急激な、ニューヨーク市況を無視しての「世界一の独歩高」によって、東証には「割安株」が大きく減少した。
公的資金はロットが大きいので、小型株に資金が入ればみんなストップ高してしまう。したがって、大型株中心に「介入」するのは仕方が無い。
しかしながら、この3ヶ月間は東証マザーズ、新興株、小型株は「見向きもされなかった」という状況が「意図的」だとすれば、これもまた「異常」だと言うしかない。
新興株、小型株中心の投資ファンドには、個人投資家からの不満の声が多く寄せられているそうだ。
これも、「株だけは高いが、なぜか市場には華やいだ活況感が無い」と巷間に、言われる所以だ。今、「割安」なのは新興市場、マザーズ、小型株。

 選挙は「ムード」で動く。
「家族で株を始めた」などという「お茶の間」の話題は、お昼のワイドショーにはゼロだ。
株価上昇が、全般に及んでいないことの「証拠」だ。
NISA口座も「笛吹けど踊らず」。証券会社が推薦する「銘柄」だけでNISAの「呼び水」になると考えるのは間違いだ。
今の、巷の空気は、日経記事によれば「アベノミクスに期待」40%余り、「アベノミクス効果に疑念」が50%余り。
「地方」では、再び「倒産企業件数が多発」し、日本の就業数の7割を占める中小企業中心に「不景気風」が根強い。
好景気なのは「公務員」と日本の3割の「大企業」だけだ。自民党政府は「舵取り」にご注意願いたい。

日経平均  19411.40+125.77
TOPIX  1557.77+  4.99
売買高概算   21億0220万株
売買代金概算   2兆3981億円
時価総額   560兆9369億円
値上り銘柄数 979  (昨年来)新高値 57
値下り銘柄数 789  (昨年来)新安値 17
変わらず   106
騰落レシオ(25日)102.62%+1.39
サイコロ(日経平均) 7勝5敗 ○●○○●○○●○●●○ 
カイリ率(日経平均) 25日線比+1.54%  75日線比+7.53%
為替  1ド ル119.40+0.03
    1ユーロ129.50ー0.39

 <マッサン、ドイツ旅客機墜落>
 NHK朝の人気ドラマ「マッサン」終了。
ニッカウイスキー故・竹鶴社長の名を冠した「竹鶴」(先般、当欄でも特集)が、イギリスのコンクールで「世界一」を受賞しました。
全国紙各紙全面ぶち抜き広告で、皆さんもご覧になったでしょう。
感動の夫婦の物語でした。人生いろいろ、夫婦もいろいろ。
みんな、いつかは死んでゆきます。

 150名全員即死、10分間のドイツ(ルフトハンザ子会社)航空機墜落惨劇の御霊に黙祷。
今もなお、衝突の激しさで、100名近い乗客の遺体の「破片」は、山肌の数メートル地下に「めり込んだ」状態だそうです。
意図して墜落させた副操縦士(27)は、「網膜はく離」(通院中)で6月には退職を余儀なくされる見込みだったそうです。
標高2000メートル近い墜落現場は、彼がパイロットを目指して飛行サークルで訓練していた「思い出の場所」だったらしい。
「躁とウツ、双極性精神障害」で精神科医に通院中。搭乗当日は医師から「搭乗禁止」の診断書が出ていました。
来年には、元CAの恋人と結婚予定だったが破談になっていたらしい。
航空会社が、彼の病気を把握すべきだったということです。「燃え尽き症候群」。
コックピットは、今後は「二人体制」(トイレのときはCAが代わりに入室)にすると、一部の航空会社は即決しました。
私たち家族も、毎年航空機には何度も搭乗します。去年は、マレーシア航空機(2回)など3件の墜落大惨事がありました。

倉元639+100、インプレス364+80、ラオックス+288+5、クリムゾン187+7、ルック250+26、レナウンストップ高、ラサ工139+2、ベリテ130+4、
昭和HD143+12、アイレックス185+20、日本化学265+5、東電458+5、フランスベッド179+3、リソー教育360+15、アコム385+20、
ガンホー448+13、関電化773+22、日経レバ16300+220